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WEC 2016-シルバーストーン

ホームレースWEC 2016-シルバーストーン

PRIMED FOR ACTION

シニャテック アルピーヌはシルバーストーンを逃す。

PRIMED FOR ACTION

2015年、スタートからわずか37分でリタイアという無念。チームはこの時から複数台のレースエントリーを強く想うようになりました。「コースで起こっていることが唯一の真実なのです」とフィリップ・シノーは述べています。
2016年、季節外れの雪のため、チームはフリー走行を断念します。とは言えイギリスは春。雪が降れどもドライバー6人の熱意が冷めることはありません。サイン会に集まったファンと共にリラックスしたひと時を過ごしました。

Green flag

日曜日の正午、イギリス国歌がシルバーストーンに響き渡ると、33台の車(うち11台がLMP2クラス)が「ザ・ウイング」に勢ぞろいします。グスタボ・メネゼスは最後の作戦チェックを行い36号車のコックピットに乗り込みました。LMP2を知り尽くす35号車のネルソン・パンチアティシは、「勝つためにはどんなことも疎かにしてはいけない」とチームを鼓舞します。

Green flag

グリーンフラッグがたなびく中、2台のアルピーヌは一定のスピードをキープしながら着実に順位を上げていきます。チームはダンロップ製のタイヤの性能を注視しながら的確な指示を飛ばします。

A NAIL-BITING END TO THE RACE

残り時間はあと1時間52分。36号車のステファン・リケルメは2位に、35号車のデヴィッド・チェンは7位につけます。ニコラ・ラピエールが36号車を引き継ぎましたが、直後にRGRスポーツ・バイ・モランドとESMリジェ・ニッサンと接触してしまいます。緊張した面持ちのベルナール・オリヴィエは残り時間を気にして時計から目を離せません。チェッカーフラグが振られるまで残り10分。左のフロントタイヤがパンクした36号車のアルピーヌは惜しくも表彰台を逃しフィニッシュ。35号車は7位入賞を果たし、初めてのポイントを獲得しました。初参戦となったこのシルバーストーンでのレースは教訓の多い「アルピーヌ・ボーイズ」たちのモチベーションをさらに高める機会となりました。

A NAIL-BITING END TO THE RACE

しっかりとした土台は出来上がりました。
チームは全員が全力を尽くして作戦通りに戦ってくれた。

フィリップ・シノー/シニャテック アルピーヌダイレクター

シルバーストーンはかつて滑走路であったため、長い直線コースのある高速サーキットとして有名です。1973年の多重事故を機に段階的に改修工事が行われ、同時にシケインが導入されたことで高度なドライビングテクニックが要求されるようになりました。特に時速200km以上の速度で入るマゴッツ 、ベケッツ 、チャペルといったコーナーが有名です。2013年以降、FIA世界耐久選手権の開幕戦はシルバーストーンで開催されています。