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WEC 2016-ニュルブルクリンク

ホームレースWEC 2016-ニュルブルクリンク

ALPINE AND THE RING

世界でも難関コースと呼ばれるドイツ・ニュルブルクリンクサーキット。蛇行したコーナーが続きタイヤへの負荷が大きく、ドライバーはタイヤのコントロール能力が求められます。高い敏捷性を誇るアルピーヌはこのサーキットで過去に数々の栄光を残しています。1963年にはジョゼ・ロシンスキ/ロイド・キャスナー組がアルピーヌM63でニュルブルクリンク1000kmレースで素晴らしい走りを見せています。

1965年にはルシアン・ビアンキ/マウロ・ビアンキ組がニュルブルクリンク500kmレースで勝利を収めました。また狂気的な戦いとも言えるニュルブルクリンク96時間レースにジャン=リュック・テリエが挑んだのは1971年のこと。テリエはすぐれた適応力と持ち前の要領の良さで奮闘し見事1位の座を獲得しました。

Philippe Sinault expected both crew to finish in the points.

READY TO RACE

READY TO RACE

グスタボ・メネゼスは「 la bête(ラ・ベット=獣)」と愛着を込めて呼ぶアルピーヌA460に乗り込み、高まる興奮を隠しきれない様子。それもそのはず。メネゼスと彼のチームメートは直前の2戦いずれもLMP2クラスで優勝を果たしているのです。ランキング2位につけているルネ・ラストの姿も見えます。彼も優勝を狙いGドライブ・レーシングチームから同クラスに参戦しています。両チームから目の離せないレースが始まろうとしています。

<p>35号車のアルピーヌで戦いに挑むデヴィッド・チェン/ネルソン・パンチアティシ/ホー・ピン・タンからもレース制覇への欲望がみなぎります。「勝利以外には獲得するものはない。」とデヴィッド・チェンが断言します。</p>

35号車のアルピーヌで戦いに挑むデヴィッド・チェン/ネルソン・パンチアティシ/ホー・ピン・タンからもレース制覇への欲望がみなぎります。「勝利以外には獲得するものはない。」とデヴィッド・チェンが断言します。

<p>35号車のアルピーヌで戦いに挑むデヴィッド・チェン/ネルソン・パンチアティシ/ホー・ピン・タンからもレース制覇への欲望がみなぎります。「勝利以外には獲得するものはない。」とデヴィッド・チェンが断言します。</p>

素晴らしい晴天のもとに6万人の観衆が集まりました。33台のレースカーのうち、11台がLMP2クラスで出場。午後1時に一斉にスタートを切ります。レース序盤はGドライブレーシングが速度を落とすことなく順調にレースをリードします。36号車のアルピーヌA460がその後を追います。35号車は集団をかき分けるように狭いコースを力強く進みます。プロトタイプカーとGTカーの混走レースでは追い越しに大変な危険が伴います。レース途中、強豪相手がエンジントラブルや給油で一時停止するとグスタボ・メネゼスはその一瞬を狙ってトップへと勢い良く踊り出しました。

レース終了まであと5分。アルピーヌチームのチームクルーは緊張感に包まれています。RGRスポーツ/ブルーノ・セナの猛烈なプレッシャーに耐えながら 36号車のラピエールはトップを譲ることなく走り続けます。この間、操作ミスを起こしコース外に出るというハプニングが襲いかかります。それでも直ちに軌道を修正しそのままゴールへ。アルピーヌが見事に優勝の座を獲得しました。世界耐久選手権・LMP2クラスで112ポイントを獲得。ヨーロッパシリーズを首位で終えました。35号車のアルピーヌは7位入賞を果たしました。

アルピーヌ・レーシングチームは世界制覇に向けての準備が整ったと言えるでしょう。目指すはメキシコ/アメリカ/中国/そして日本です。

THE CIRCUIT

ニュルブルクリンクのサーキットはドイツ南西のアイフェルという山岳地帯に中世の古城を囲むように作られたサーキットです。数あるコースの中でも全長28km強で高低差も激しく、ブラインドコーナーが続く通称「グリーン・ヘル」こと「ノルドシュライフェ」というコースが有名です。80年代には新コースが建設され安全性が向上したものの高いドライビング技術と実力が問われることには変わりありません。ニュルブルクリンク6時間レースは全長5.148kmのこのコースで開催されました。

THE CIRCUIT