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青い軌跡〜La route bleue 2 第1章 – ベルリン

ホーム青い軌跡〜La route bleue 2 第1章 – ベルリン

23h30

この街の鼓動を肌で感じることができるのは、夜の時間。東西対立の象徴を打ち壊したベルリンはカウンターカルチャーの中心地としても知られていて、エレクトロニック・ミュージックを中心としたクラブシーンが盛り上がりを見せています。人々が音楽に身を委ねて踊る姿は、まさに自らの手で掴みとった自由の表現、そのものなのです。

23h30

アルピーヌ A110は、世界的なDJ/プロデューサーとして知られるジョエル・ボイシューク(DJ Hobo)に会うため、旧東ドイツ・フリードリヒスハイン地区へと向かいました。ベルリンの壁に描かれたストリートアートが見られるイーストサイドギャラリーの東、壁崩壊で廃墟と化した工業エリアは、「ロウ – ゲレンデ」と呼ばれる新しい文化の発信地として生まれ変わりました。ボイシュークは11年前にベルリンを訪れて以来、この街の虜になったのだと教えてくれました。

「ロウ – ゲレンデには常にクリエイティブな空気が流れているんだ。スタジオからスケートパーク、野外映画館や屋外プール、スーサイドサーカスやカシオペアと言ったナイトクラブ、夜通しオープンしているバーやレストランがある。ここは自由を楽しみたい人達が集まる、最もベルリンらしい場所なんだ。こんなところは世界中のどこを探しても他にはないと思うよ」

ボイシュークのガイドのもと、世界最高峰のテクノクラブ「ベルクハイン」を始めとするベルリンのナイトスポットを巡るドライブ。

まずは、クロイツベルク工業団地内にあるクラブ・シャレットに立ち寄り、コスモナウト(現 ポリゴン)へと向かいます。どんな人でも受け入れる、まさにイーストベルリンの象徴のような空間は、自由の精神を楽しむ人達で溢れかえっています。

シュプレー川の水面に映るスポーツクーペの美しいシルエット。再び走り出したA110のエンジンサウンドは、まるでこの街のビートを奏でているかのように響きます。行く先にはネオゴシック様式のオーバーバウム橋の尖塔が見えてきました。

ここはかつて国境検問所が設けられていた場所で、橋のたもとにはボイシュークが初のベルリンライブを行った「ウォーターゲート」があります。
「このクラブこそドイツ統一の象徴だと思う。自分自身でいられる喜びを体現できる場所なんだ」

02h35

02h35

帝国議会前で見られる歴史的建造物と近代建築のコントラストも、ベルリンの今を表す景色と言えます。またミッテ地区・博物館島周辺には写真映えする建築やデザインが多く、#berlinstagramというハッシュタグのもと、インスタグラマーたちが美しい写真を数多く投稿しています。川沿いのアートギャラリー・バスティアンや、建築家デビッド・チッパーフィールドのデザイン建築など、見所に溢れたミッテ地区でも一際目を惹くのが「フゥーチャリウム」。2017年に建てられたガラス張りの美しい建築は、ベルリンの明るい未来を象徴しているかのようです。