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青い軌跡〜La route bleue 2 第4章 – オーストリア・アルプス

ホーム青い軌跡〜La route bleue 2 第4章 – オーストリア・アルプス

チロル地方

アルプス山麓の雄大な山々と、イン川によって形成された渓谷のコントラスト。オーストリア国境を越えた先に見えてきたのは、そんな風景でした。今回の旅の目的地であるジルヴレッタ山岳道路へ向かう途中、朝霞の中で立ち寄ったザンクト・ヨハン飛行場。“軽量化”と“空気力学”を突き詰めた航空機の世界観は、アルピーヌの美学と重なり合うものがあります。

チロル地方

ここのハンガーには、コンパクトな滑空機からシングルエンジンを搭載した飛行機、最新の競技用モデルからヴィンテージ機、翼幅15mから25mを超えるものまで様々な機体が格納されています。

人間の夢を乗せ、大空を飛ぶために作られた人工の鳥たち。極限まで軽量化(総重量300〜850kg程度)され、美しい曲線で描かれたカーボンとグラスファイバー製ボディが、朝日を浴びて輝きます。ふと周りを見渡すと、朝靄は山肌をゆっくりと上昇し、雪に覆われた山々の頂が姿を見せ始めています。雄大な自然の中で、ゆったりと流れる時間。しばし時を忘れて、その絶景に心を奪われました。

ザンクト・ヨハン飛行場を後にした私たちは、アルプス山中へとハンドルを切ります。山々を貫く長いトンネルを抜けると、そこには視界の開けた山肌のワイディングロードが姿を現しました。アルプスの山々を縫うように続くジルブレッタ山岳道路は、34箇所ものヘアピンカーブを有する22.3kmのドライブコース。青々とした牧草地に点在する、この地方特有の山小屋シャレー。美しい山岳に横たわる氷河。ここでしか見られない絶景を横目に、世界有数のヒルクライムを楽しみます。

アルプス山脈の地形を感じながら、曲がりくねった道を登り続けるアルピーヌ A110 プルミエール エディション。標高2,036mの頂まで、一気に駆け上がります。

アルプスの山々と、柔らかい日差しを受けて輝く緑色の水面。まるで絵画のように美しいジルヴレッタ貯水池からの絶景が、私たちを優しく出迎えてくれます。 そう、この景色こそが世界中のモーターリストを惹きつけてやまない理由なのです。