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WEC 2016-A460

アルピーヌという名前を受け継ぐ覚悟

フルカーボン製ボディ・車両総重量900kg。
アルピーヌの伝統と哲学を忠実に反映したA460は、ドライバーと一体となり、最高のパフォーマンスを発揮する1台に仕上がりました。

Endurance breeding

A460のコックピットは気流の影響からドライバーを保護し、最適なエアロダイナミクス効果を実現。最高速度が330km/h近くにもなるル・マンのコースなどにおいても、その実力を発揮します。

Top Speed
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The engine

エンジンは日産・4.5L V型8気筒を搭載。6速シーケンシャル・ギアボックスがレスポンスの良さと瞬発力を発揮します。

ネルソン・パンチアティシ(27歳)

ネルソン・ピケに絶大な敬意を抱く父からネルソンという名を授かる。生まれながらにして偉大なレーサーになる宿命を背負った彼は2013年にシニャテック アルピーヌに抜擢される。天才少年ネルソンは瞬く間にその才能を発揮し、ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(ELMS)で2度のタイトルを獲得。

ニコラ・ラピエール(31歳)

当時20歳にもならないニコラは、フィリップ・シノーチームでマカオグランプリに参戦し、F3インターコンチネンタルカップで優勝。その後、GP2→GT1→LMPとステップアップし、2015年ル・マンでLMP2クラス優勝を果たす。

With a new prototype

我々はFIA世界耐久選手権(WEC)・LMP2クラスに照準を合わせました。ただ、それは途轍もなく大きな挑戦でした。ニコラ・ラピエールは、このプロローグ(合同テスト)を単なるテストとは捉えてはおらず「マシンテストと共に、チームに我々の実力を理解してもらうことも重要だ」と話しました。ネルソン・パンチアティシは35号車に、ステファン・リケルミが36号車にそれぞれ乗り込みコースに入ります。コース走行とピットストップを繰り返します。パドックではメカニックたちが正確で素早い動きでサポートを行います。耐火フェイスマスクをつけた7名のエキスパートがマシンを取り囲み、サスペンションの調整/ブレーキバランス/トラクションコントロール/ギアボックスの再設定などを試していきます。ドライバーが再びコックピット内へ滑り込み、コースに戻ります。

アルピーヌのガレージではパソコン画面にグラフやデータが表示され、その一つ一つが瞬時に分析されドライバーと無線でやりとりする開発エンジニアに送信されます。びっしょりと汗をかいたネルソン・パンチアティシが満面に笑みをたたえて戻ってくると、チームメイトのデヴィッド・チェンと言葉を交わします。36号車チームではリーダー的存在であるニコラ・ラピエールがステファン・リケルミと共にカメラで走りを確認します。ベルナール・オリヴィエはアルピーヌチームが打ち出した好記録に満足しつつも「まだテスト段階ではありますが、チームのやる気を高められたと思います」と語りました。

アルピーヌのガレージでも、緊張感が走ります。パソコン画面にはグラフやデータが表示されます。その一つ一つが分析され、ドライバーと直接無線でやりとりする開発エンジニアに送信されます。びっしょりと汗をかいたネルソン・パンチアティシが満面に笑みをたたえてやってくると、チームメイトのデイヴィッド・チェンと言葉を交わします。仲間同士、視線を交わしながら、肩を叩きます。No.36チームでは兄貴分的存在でもあるニコラ・ラピエールはステファン・リケルミと共にカメラで走りを確認します。ベルナール・オリヴィエはアルピーヌが打ち出した好記録に満足し、「まだテスト段階ではありますが、チームのやる気を高められたと思います」と語ります。

MARIE DERREY TOURRES

journalist

DPPI

photograph

GIANMARCO MAGNANI

illustrations